キマトセラス

キマトセラス、生きた化石と言われるオウムガイの化石です。今回はマダガスカル産のものです。

研磨され、螺旋状に広がる模様が美しく浮かぶ一点です。

私たちは、様々な周期性の中で生きています。そしてその周期性の中で、様々な生と死を体験していきます。
日の出と日の入り、季節の廻り、睡眠と目覚め、身近な人や動物の誕生と死、そして自分の死について、

死について、今の世界から消えることについての、潜在的な不安や恐れを克服することで、今、生きている私たちの価値観の構造への視点が変わります。もう少し大きな枠組みで世界を捉えることができます。

死について、今の世界から消えることについての、潜在的な不安や恐れは、生まれた時から持っています。
これがしっかりインプットされていることで、私たちはこの世界に留まろう、体験しようという意思が生まれます。

私たちは、この世界の体験から得た情報を、次の世界に、死の向こう側に持ち帰らなくてはなりません。
その小さな持ち帰りを日々、睡眠の中で無意識的に行って情報を精査しています。
私たちは、実際の死を体験しなくても、この世界の体験からの情報と死の向こう側の世界の情報、集合的意識の情報を意識的に繋ぎ合わせ、根源的な知恵やアイディアとして理解することができます。

出現(誕生)隠滅(死)についての潜在的にある、留まろうとする意志からの感情的な恐れのリミットを、外すことは危険ですが、あることを理解し冷静に向き合うことで、生きながらにして、死の向こう側の世界の情報と現実世界の体験から得た情報を無意識ではなく、意識的に繋ぎ合わせること、向こう側の世界への意識の旅への、足かせを外すことができます。

死について人類は、長い年月をかけて向き合ってきた大きなテーマであるゆえに、このテーマについての理解の統合がなされた時、人類の意識の臨界点を一つ超えることができるのでしょう。

キマトセラス の美しい螺旋状に広がる模様の浮かぶ化石からは、「出現(誕生)隠滅(死)について」や、「周期性の構造的理解」などが象徴として流れています。

キマトセラス の化石を手にとって眺めて、感じた時に、何が浮かんできますか?死について、周期性についてのご自身の捉え方を知ることができるかもしれません。


* サイズ (約)35×48×30mm
* 重さ 67g
* 産地 マダガスカル産

※撮影条件により、写真の色と実物が異なる場合もございます。
※表面の一部に、磨き残しや傷が多少ある場合がございます。

ご了承ください。
販売価格
12,000円(内税)
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